ニューヨーク留学前に知っておきたい!地下鉄マニュアル
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ニューヨークでのメインの交通手段は、徒歩かメトロ(地下鉄)。
NYはとにかく歩きまわることで魅力がわかってくる街です。地図上では遠く見えても、1ブロックが短いので、気づいたら平気で10ブロックくらい歩いていた……なんてことも珍しくありません。
徒歩ではちょっときついな、というときに大活躍なのが、メトロ(地下鉄)。マンハッタンから近隣エリアまでカバーする、ニューヨーカーの足です。慣れないうちはとまどうかもしませんが、実はメトロの使い方はシンプル。基本をおさえて、便利に使いこなしましょう!
便利なNYの地下鉄、そのお値段は?
NYで地下鉄に乗るには、メトロカードと呼ばれる乗車券を購入します。
一回ごとの乗車料金は2.75ドル(購入から2時間のみ有効)。乗るたびに乗車券を買うこともできますが、数日以上の滞在なら、乗り放題のメトロカードがお得で断然おすすめです。
乗り放題メトロカードの値段は下記のとおりです(2020年8月現在)。
■ 7 days 乗り放題……32ドル
■ 30 days 乗り放題……121ドル
5年前は30days乗り放題カードが100ドルで買えたのですが……。メトロの乗車賃は年々上がっているので、実際に行くときには価格を確認してください。
なお、マンハッタン、クイーンズ、ブルックリンなどはメトロカードで乗り放題ですが、ニュージャージーからの通学となるとまた別の鉄道。ダブルで乗車券を買わないといけません。家賃は安めのNJだけど、移動が不便&割高なのが難点です。住む場所を決めるときは、交通費も忘れず計算に入れてくださいね
ニューヨークの地下鉄で注意してほしいこと
ニューヨークの主な移動手段であるメトロ(地下鉄)は、日本人にとってはシンプルでわかりやすいと思います。特に東京などの都市部にお住まいで、普段からあのややこしい路線を使いこなして移動している人なら、すぐに慣れるはず。後で紹介するような便利な交通系アプリもあるので、心配はいりません。
ただ、初めてのニューヨーク生活で地下鉄を利用するに当たって、注意してほしい点がいくつかあります。
注意点① 方角の呼び方
マンハッタン内で移動する際は、東西南北の感覚を持っておくことが重要! 特に、南北の呼び方は頭に入れておいてください。
・北に移動→ Uptown(アップタウン)/Bronx方面
・南に移動→ Downtown(ダウンタウン)/Brooklyn方面
電車の行く方角によってホームが分かれているのは日本と同じ。さらにNYでは、地上の入り口からすでにUptownかDowntownか分かれている駅も多いので、要注意です。
注意点② 電車の番号
NYのメトロには、大きく分けてWest sideを走る路線(赤)とEast sideを走る路線(緑)があります。路線を乗り間違えると全然違うところに行ってしまうので注意しましょう。
それぞれの電車には番号があって、
赤(West Side)は1、2、3番の電車。
緑(East Side)は4、5、6番の電車。
番号によって、各駅停車なのか急行なのかも決まっています。
赤の1番と緑の6番はLocal(各駅停車)。
赤の2、3番と緑の4、5番はExpress(急行)。
自分の降りたい駅に停まるかどうか、乗る前に要チェックです。交通系のアプリを使えばすぐにわかります。
注意点③ 運行の変更
NYの地下鉄は、土日祝日の行先変更や停車駅の変更がかなり多いです! 特に、Queens方面やBrooklyn方面は変更がしょっちゅう。夜にマンハッタンへ遊びに出かけて、帰る際にいつまで経っても電車が来ない! 降りたい駅に降りられない! なんてこともよくあります。
週末や祝日にメトロに乗る時には、アナウンスや構内・ホームの張り紙によく注意してください。交通系アプリでも路線変更や運休情報の確認ができます。
NY生活に必須! 地下鉄アプリ
ニューヨークでの地下鉄移動にはアプリが必須。
何分で目的地に着くか、乗り換えはどうすればいいかなど、とてもわかりやすく便利です。これまでに紹介した地下鉄の注意点も、アプリを使えばすぐに解決できます。
おすすめのアプリを2つ紹介しますので、留学や旅行でNYに行くときは、ぜひダウンロードしてくださいね。
● おすすめ地下鉄アプリ① NYC Subway
定番のNY地下鉄アプリ。
出発駅から到着駅までの路線や最速時間、乗り継ぎ方法など詳しく教えてくれます。日本の乗り換え案内アプリと同じようなものですね。
使い方が簡単でパパっと調べられて、地下鉄マップも見られるので、移動のイメージがしやすいです。
● おすすめ地下鉄アプリ② MYmta
ニューヨークのメトロを運行する会社、MTAの公式アプリ。地下鉄だけでなく、バスも調べられます。公式なので、よくある週末や夜間の運休や遅れ、路線やホーム変更が正確にアップデートされます。また、エレベーターやエスカレーターなど設備の情報も見られます。
どちらのアプリもWi-Fi環境がなくても使えるので、旅行者にも非常に便利です。個人的にはNYC Subwayの方が使いやすくて好きですが、用途によって使い分けています。